画家MAYAさん下絵 防潮堤に住民ペイント
燧灘に面する愛媛県今治市砂場地区の大浜漁港の防潮堤で16日、今治応援大使で同市出身の画家MAYA MAXX(マヤ・マックス)さんを招いたペインティングイベントがあり、住民約30人らが地元水産物のタイとタコを描いた。
瀬戸内しまなみ海道今治北インターチェンジ近くの大浜漁港一帯は、市が2007年から「マリーナパーク王浜」として整備を進めている。市水産課によると、公園や駐車場のほか全国的にも珍しい漁港内のプレジャーボート係留施設があり、9月には地元漁協が直営レストランをオープンし、整備は終わる予定。
16日のイベントは整備の一環で、参加者は全長約30メートルの防潮堤に水性ペンキでマヤさんの下絵に色付けした。マヤさんは「素晴らしい昔ながらの漁港風景が残る場所。地域が元気づくきっかけになれば」。山口県周南市から来た児童(10)は「タイのうろこが細かくて塗るのが少し難しかったけど、楽しかった」と笑顔だった。